マンジャロのオンライン診療で何を聞かれる?
内容確認:2026年11月5日
答え: 問診で聞かれるのは主に、マンジャロの添付文書にある禁忌(成分への過敏症、糖尿病性ケトアシドーシス・昏睡、1型糖尿病、重い感染症・手術の予定)と、注意が要る状態(妊娠・授乳、膵炎の既往、重い胃腸障害、糖尿病網膜症、飲んでいる薬)、それに身長・体重(BMI)です。 マンジャロが国内で承認されている効能は「2型糖尿病」だけで、体重を減らす目的の自由診療は適応外の使用です。メーカー2社の注意喚起(PMDA掲載、最新更新2026年7月17日)は、承認外の使い方では「思わぬ健康被害が発現する可能性」があるとしています。 オンライン診療では顔写真付きの身分証での本人確認が望ましいとされているため、身分証・お薬手帳・最近の健診結果を手元に用意しておくと答えやすくなります(2026-11-05確認)。
聞かれる項目と、その理由(添付文書 2026年9月改訂 第11版より)
| 聞かれること | 添付文書の該当 | なぜ聞くか |
|---|---|---|
| 薬・食べ物などでアレルギーが出たことがあるか | 禁忌 2.1 | 成分に過敏症の既往がある人には使わない |
| 糖尿病の有無と型(1型か2型か)、ケトアシドーシス・昏睡の経験 | 禁忌 2.2 | 1型糖尿病・糖尿病性ケトアシドーシス・昏睡の人には使わない |
| 重い感染症の治療中か、手術の予定があるか | 禁忌 2.3 | 重症感染症・手術等の緊急の場合には使わない |
| 妊娠中・妊娠の可能性・授乳中か | 9.5・9.6 | 妊婦には使わずインスリンを使う、とされている。授乳は継続か中止を検討 |
| 膵炎になったことがあるか | 9.1.2 | 急性膵炎が出ることがあり、既往のある人は注意 |
| 胃腸の重い病気(重症胃不全麻痺など)があるか | 9.1.1 | 重い胃腸障害のある人は注意 |
| 糖尿病網膜症があるか | 9.1.4 | 急激な血糖の改善で網膜症が悪くなることがある |
| 飲んでいる薬(糖尿病の薬・インスリン、経口避妊薬など) | 併用注意 | スルホニルウレア剤やインスリンとの併用で低血糖のおそれ。経口避妊薬の効果を弱めるおそれ |
| 胆石・胆のうの病気の既往 | 重要な基本的注意 | 胆石症・胆嚢炎などが出るおそれ |
| 身長・体重 | (クリニックの処方基準) | BMI 18.5未満の人には処方しないと書いているクリニックが多い(当サイトBMIの記事) |
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自由診療では、上の確認のあとに、適応外の使用であることや副作用、医薬品副作用被害救済制度の対象外となりうることの説明があり、同意を求められるのが一般的です(「同意書」と呼ばれるもの)。説明がないまま処方に進む場合は、こちらから聞いてください。
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オンライン診療を受けたいという意思は、医師が明示的に確認する(文書や電子データで記録する)ことが求められています(厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」Q&A、令和6年1月改訂)。
PR|まんじろう(自由診療のオンライン診療)
適応外の使用について、国・メーカー・学会が出している注意
| 出した側 | 内容(要約) | 時期 |
|---|---|---|
| ノボ ノルディスク ファーマ・日本イーライリリー(PMDA掲載) | お知らせに載っている製品(マンジャロ・オゼンピック・リベルサスなど)は2型糖尿病のみを効能として承認。美容・痩身などほかの目的での安全性・有効性は確認されておらず、承認外の使い方では思わぬ健康被害が出る可能性がある | 2020年8月20日初版、最新更新2026年7月17日 |
| 厚生労働省(第21回 医薬品等行政評価・監視委員会の資料) | 2023年の事務連絡で、医療機関に適正使用を呼びかけ、卸に「承認外の目的による使用であることが明らかな場合には納入をしない」ことなどを依頼したと報告。マンジャロを含む7品目は資料の時点で通常出荷 | 資料は2025年9月10日(事務連絡は2023年7月・11月) |
| 日本糖尿病学会(PMDA掲載) | 2型糖尿病の薬を美容・痩身・ダイエット目的で自由診療として処方すると打ち出す広告を、適応外使用として問題視 | 2023年11月28日 |
| PMDA(医薬品副作用被害救済制度) | 使用目的・方法が適正と認められない場合は救済の対象外。適正な使用は添付文書の効能効果・用法用量にしたがうことが基本 | — |
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国内の承認薬の有無:同じ成分(チルゼパチド)の薬として、肥満症の効能を持つ「ゼップバウンド」が国内で承認されています。ただし対象は、高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかがあり、食事療法・運動療法で十分な効果が得られず、BMI 27以上で肥満に関連する健康障害が2つ以上、またはBMI 35以上の人に限られます(厚生労働省 保険適用上の留意事項、令和7年3月18日)。
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海外の状況:米国では2023年11月に、同じ成分の「Zepbound」が肥満・過体重の人の体重管理の薬として承認されています(イーライリリーの発表)。国内の添付文書には、重大な副作用として低血糖・急性膵炎・胆のうの病気などへの注意が書かれています(主な副作用)。
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救済制度の詳しい扱いは副作用が出たときの救済制度、適応外の仕組みはGLP-1ダイエットは適応外?にまとめています。
答える前に用意するもの
- 顔写真付きの身分証:オンライン診療での本人確認に使われることがあります。
- お薬手帳(飲んでいる薬・サプリメントの名前):併用注意の確認に使います。
- 最近の健診結果:血糖(HbA1c)、肝機能、体重の推移。
- 既往歴のメモ:膵炎・胆石・胃腸の病気・糖尿病の有無と時期。
- 妊娠の予定:妊娠を考えている場合は、その旨を伝えます。
問診で事実と違う答えをすると、使ってはいけない人に処方されるおそれがあります。分からない項目は「分からない」と答え、対面の受診を勧められたら従ってください。
よくある質問
問診はチャットだけで終わる?
厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に関するQ&A(令和6年1月改訂、Q16)は、「チャットなどのみによる診療は認められません」とし、リアルタイムの映像と音声を使うことを求めています。事前の問診票をチャットや画面で入力することはありますが、診察そのものがチャットだけで終わるサービスは避け、申し込む前に診察の方法(ビデオ通話か)を確かめてください。
健康診断を受けていなくても処方される?
処方の判断は医師が行います。検査値がないときは、血液検査や対面の受診を求められることがあります。
「同意書」には何が書かれている?
自由診療であること、適応外の使用であること、主な副作用、救済制度の対象外となりうることなどの説明と、それに同意する署名欄が一般的です。内容はクリニックによって違うため、署名の前に読んでください。
BMIが低くても処方される?
BMI18.5未満は処方しないと書いているクリニックが多く、まんじろうも処方できない人にBMI18.5未満を挙げています。日本肥満学会のサイトに掲載されたステートメント(肥満症治療薬の安全・適正使用に関するワーキンググループ、2025年4月改訂)は、肥満症の薬(ウゴービ・ゼップバウンド)について、低体重や普通体重の人に美容・痩身・ダイエット目的で用いる薬剤ではないとしています。
関連記事
参考にした情報(確認日:2026-11-05)
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PMDA「マンジャロ皮下注 添付文書」(2026年9月改訂 第11版) https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/530471_2499422G1024_1_11
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ノボ ノルディスク ファーマ・日本イーライリリー「GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用に関するお知らせ」(PMDA掲載、最新更新2026年7月17日) https://www.pmda.go.jp/files/000281712.pdf
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厚生労働省「GLP-1受容体作動薬の適応外使用に関する注意喚起の状況及び供給状況について」(2025年9月10日) https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001556050.pdf
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日本糖尿病学会の見解(PMDA掲載、2023年11月28日) https://www.pmda.go.jp/files/000265856.pdf
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PMDA「医薬品副作用被害救済制度:救済の対象とならない場合」 https://www.pmda.go.jp/relief-services/adr-sufferers/0011.html
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肥満症治療薬の安全・適正使用に関するワーキンググループ「肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント」(2023年11月25日策定、2025年4月10日改訂、日本肥満学会サイト掲載) https://www.hosp.kobe-u.ac.jp/obesity/pdf/statement_2504.pdf
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厚生労働省「最適使用推進GLが策定された医薬品の保険適用上の留意事項について」(令和7年3月18日、ゼップバウンドの効能・効果) https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001440802.pdf
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Eli Lilly「FDA Approves Lilly's Zepbound (tirzepatide) for Chronic Weight Management」(2023年11月8日) https://investor.lilly.com/news-releases/news-release-details/fda-approves-lillys-zepboundtm-tirzepatide-chronic-weight
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厚生労働省「医療広告ガイドライン」改正の資料(令和6年1月29日、未承認医薬品等・適応外使用の限定解除で明示する項目) https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001198689.pdf
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厚生労働省「『オンライン診療の適切な実施に関する指針』に関するQ&A」(令和6年1月改訂) https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001209928.pdf
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まんじろう 公式ページ https://manjirocare.com/lp/c_brand_v1
国内の適応外使用と外国の安全性情報を分ける
マンジャロの美容・痩身目的は適応外です。まんじろうは国内卸から国内正規品を仕入れると説明していますが、診察方式の詳細は確認できていません。国内には同成分のゼップバウンドが肥満症に条件付き承認されています。対象・施設などの条件を満たす必要があり、美容目的の処方とは別です。
米国Zepboundの添付文書は甲状腺C細胞腫瘍について警告し、ヒトでの関係は不明としています。重い胃腸障害、脱水性の腎障害、胆のう疾患、膵炎、重い過敏症などにも注意があります。国内承認外の目的・方法での使用は、原則として公的な副作用被害救済の対象外です。診療前に医師の説明を受けてください。
サービスの料金画像は2.5mgの1か月プラン8,790円・送料2,200円別と表示しています。6か月プラン月額換算8,500円と混同しないでください。詳しくはまんじろうの料金と配送条件にまとめています。
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