費用
肥満外来の探し方と初診の費用|保険診療と自由診療の違い
※この記事にはアフィリエイト広告(成果報酬型広告)を含む場合があります。確認日:2026年10月27日
この記事は一般的な情報で、診断や治療の判断の代わりにはなりません。受診や治療のことは医師に相談してください。
結論
- 「肥満外来」には、病気(肥満症)として保険診療で診る外来と、ダイエット目的の自由診療の外来があります。肥満症の薬(ウゴービ・ゼップバウンド)を保険で使えるのは、BMIや合併症などの条件に当てはまり、国の要件を満たした施設で治療を受ける場合です。
- 保険診療の病院は、日本肥満学会の「肥満症を診療できる病院」(認定肥満症専門病院)や専門医名簿、日本糖尿病学会・日本内分泌学会・日本循環器学会の専門医・施設の検索で探せます。病院によっては紹介状(かかりつけ医が書く診療情報提供書)や予約が必要です。
- 2026年度の診療報酬点数表では、初診料は291点(3割負担で約870円)、再診料は76点です。大きな病院に紹介状なしで行くと、別に7,000円以上の特別の料金がかかることがあります。

保険診療と自由診療の違い
| 項目 | 保険診療の肥満症外来 | 自由診療のダイエット外来 |
|---|---|---|
| 対象 | 肥満症と診断された人。薬は条件に当てはまる人だけ | クリニックが決める(BMIの条件を書いていないところもある) |
| 薬 | 肥満症の薬(ウゴービ・ゼップバウンド)を条件どおりに使う | 2型糖尿病の薬(マンジャロ・リベルサスなど)を適応外で使うことが多い |
| 費用 | 国が決めた点数・薬価の1〜3割(年齢・所得による) | 全額自己負担。料金はクリニックが決める |
| 治療の流れ | 薬の前に6か月以上の食事療法・運動療法と栄養指導 | クリニックごとに違う |
| 救済制度 | 適正に使った場合は対象になりうる | 適応外使用は対象外になることがある |
自由診療の料金はクリニック別の料金一覧、適応外使用についてはGLP-1ダイエットは「適応外」?、保険の薬代は肥満症の保険診療の条件と自己負担を見てください。
保険で肥満症の薬を使える条件
最適使用推進ガイドライン(国が決めた、薬を適切に使うための指針)では、次のすべてに当てはまる場合に限られます。
- 高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかがあり、薬を含む治療をすでに受けている
- BMI35以上、またはBMI27以上で肥満に関連する健康障害が2つ以上ある
- 薬を使う施設で、治療計画にもとづく食事療法・運動療法を6か月以上行い、その間2か月に1回以上管理栄養士の栄養指導を受けても効果が十分でない
自分のBMIと条件はBMIと保険診療の条件で確かめられます。条件に当てはまらなくても、肥満症かどうかの診断や合併症の治療は、医師に相談できます。
病院の探し方(公式の名簿・検索)
ガイドラインは、薬を使う施設に、内科・糖尿病内科などを掲げる保険医療機関であること、日本糖尿病学会・日本内分泌学会・日本循環器学会のいずれかの専門医が常勤でいること(または連携)、学会の教育研修施設であること、常勤の管理栄養士がいることなどを求めています。日本肥満学会の専門医は「望ましい」とされています。次の公式ページで探せます。
| 学会 | 公式の名簿・検索 |
|---|---|
| 日本肥満学会 | 「肥満症を診療できる病院」(認定肥満症専門病院の都道府県別の一覧。2026年1月8日更新)、肥満症専門医名簿・地域別肥満症専門医名簿 |
| 日本糖尿病学会 | 専門医検索、認定教育施設検索 |
| 日本内分泌学会 | 内分泌代謝科専門医の専門医検索、認定教育施設名簿 |
| 日本循環器学会 | 専門医名簿、施設案内 |
名簿に載っていても、肥満症の薬を処方しているか、紹介状や予約が必要かは病院ごとに違います。日本肥満学会も、詳しくは各病院に問い合わせるよう案内しています。
- かかりつけ医(または近くの内科)に、肥満症の相談をしたいと伝える
- 上の名簿で候補の病院を探し、病院のページで「肥満症外来」「紹介状」「予約」の案内を確認する
- 紹介状(診療情報提供書)を書いてもらい、予約して受診する
初診・再診の費用の目安(保険診療)
| 項目 | 点数 | 10割の金額 | 3割負担 |
|---|---|---|---|
| 初診料 | 291点 | 2,910円 | 約873円 |
| 再診料 | 76点 | 760円 | 228円 |
| 再診料+外来管理加算(52点) | 128点 | 1,280円 | 384円 |
1点=10円。2026年度の医科診療報酬点数表で確認しました。外来管理加算は、計画的な医学管理を行った場合などに再診料に加わります。実際の窓口負担は10円未満の端数処理などで少し変わります。このほか、検査、栄養指導、処方・薬代などが内容に応じてかかります(この記事では点数を確認できた初診料・再診料だけ計算しました)。
特定機能病院や、一般病床200床以上の地域医療支援病院・紹介受診重点医療機関に紹介状なしで行くと、保険とは別に初診7,000円以上、再診3,000円以上(医科)の特別の料金がかかります(2022年10月からの国の制度)。救急の患者などは対象外です。金額は病院ごとに違うので、病院のページで確認してください。
よくある質問
Q. 初診ですぐに薬を出してもらえますか?
A. 保険診療では、薬の前に6か月以上の食事療法・運動療法と栄養指導が必要とされています。初診で薬が出るとは限らないので、流れは受診する病院に確認してください。
Q. 自由診療のクリニックの初診料は?
A. クリニックが自由に決めていて、無料のところもあります。診察料・送料を含めた総額は総額の計算ツールで比べられます。
Q. BMIが25未満でも肥満外来に行けますか?
A. 日本肥満学会は、普通体重の人の美容・痩身目的に肥満症の薬を使わないとしています。体重や食事のことで悩みが大きいときは、まず医師に相談してください(BMIの計算と肥満の判定基準)。