医療ダイエットの費用ノート初月の価格ではなく、続けた総額と副作用・制度で比べる

選び方

医療痩身(機器)とエステの違い|費用と受けられる施術

※この記事にはアフィリエイト広告(成果報酬型広告)を含む場合があります。確認日:2026年10月26日

この記事は一般的な情報で、診断や治療の判断の代わりにはなりません。施術を受けるかどうかは、医師の説明を受けてから決めてください。

結論

エステと美容医療の違い。HIFUは医師が行う必要があり、1か月超・5万円超の契約は8日以内ならクーリング・オフでき、中途解約の解約料にも上限があることを比べた表
図:HIFUの施術は医師が行うと国が通知

医療機関でしかできない行為

医師法第17条は「医師でなければ、医業をなしてはならない」と定めています。厚生労働省の通知では、医師が行わなければ健康に危害が出るおそれのある行為(医行為)を、医師免許のない人が仕事として行うと、この条文に違反するとしています。

厚生労働省は、医師免許のない人が行うと医師法違反になる行為を通知で示しています。

通知医師でなければ行えないとされた行為
2001年11月8日(医政医発第105号)機器が医療用かどうかを問わず、レーザーなど強いエネルギーの光を毛根に当てて毛乳頭などを壊す行為(医療脱毛)/針で皮膚に色素を入れる行為/酸などの薬品を塗って皮膚をはがす行為(ケミカルピーリング)
2024年6月7日(医政医発0607第1号)機器が医療用かどうかを問わず、HIFU(高密度焦点式超音波)を体に当てて細胞を熱で固める行為。医師が行う場合も、病院・診療所などで行うこととされました

HIFUの通知は、消費者安全調査委員会が2023年3月に公表した「エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故」の報告を受けたものです。報告では、医師でない人の施術で、やけど、急性白内障、神経のまひなどの被害が多く起きたとされています。

エステは、医行為にあたらない範囲の施術(皮膚を清潔にする・美しくする、体型を整えるなど)を行うサービスです。同じような名前の施術でも、エステでできるとは限りません。

機器が承認されているかの確かめ方

  1. クリニックの公式ページを見る:医療広告のルールでは、自由診療の内容・費用・主なリスクや副作用を書くことが求められています。未承認の機器や薬を使う場合は、その旨が書かれていることがあります。
  2. 機器の名前(販売名)を聞く:カウンセリングで、使う機器の販売名と、承認番号があるかを聞きます。
  3. PMDAで検索する:PMDA(医薬品医療機器総合機構)の「医療機器 添付文書等情報検索」で、販売名や承認番号から添付文書を探せます。添付文書には「使用目的」が書かれているので、受ける施術の目的と合っているかも見られます。
  4. 未承認の場合のリスクを聞く:未承認の機器や薬で健康被害が出たとき、どこに連絡し、どう対応するかを確かめます。

公式ページに書かれた施術・コースの料金

当サイトが2026年10月26日に各クリニックの公式ページで確認した、機器の施術や来院型コースの料金です(クリニック名の五十音順)。料金は記載どおりで、税込か税別か、回数・期間の書き方はクリニックで違います。初回だけの価格は載せていません。

クリニック施術・コース(公式ページの表記)料金(公式ページの表記)治療内容・主な副作用・承認の状況(公式ページの記載)
エミナルクリニック(医療ダイエット)医療ダイエットコース(3か月・6か月)
ボディハイフ/医療EMS/脂肪冷却(1回)
脂肪溶解注射(1エリア)
コース 770,000〜1,540,000円(税込、モニター割適用前、症例ページの表記)
ボディハイフ 4,314〜60,000円、医療EMS 4,737〜66,650円、脂肪冷却 4,620〜60,000円(いずれも1回、モニター目標達成プランの表記)
脂肪溶解注射 9,000〜50,000円(税込)
機器の施術とダイエット内服を組み合わせ、医師と管理栄養士が食生活をサポート。筋肉痛・赤み・腫れ・内出血・しこり・低血糖・吐き気・嘔吐・便秘・下痢など。HIFU・脂肪冷却の機器は国内未承認機、脂肪溶解注射のアマリヤやサルコトロピンなどは国内未承認薬で、未承認の医薬品・機器による健康被害は公的な救済制度の対象外と記載。料金ページに金額はなく、詳細はカウンセリングで案内
MBDクリニック(恵比寿院ほか)ライトプログラム(1か月/2か月)
基本プログラム(2か月/3か月)
48,000円/80,000円(税込)
275,000円/363,000円(税込)
医師の対面診察のあとにGLP-1の薬(マンジャロなど)を処方。吐き気・胃の不快感・便秘・下痢・嘔吐。ダイエット目的は適応外使用と記載。プログラムの内訳は公式ページで確認
銀座TAクリニック脂肪溶解注射(カベリン/FatXCore/1dayスリムボディ/1dayスリムフェイス)
オンダリフトボディ Mパーツ/Lパーツ
脂肪溶解注射:2026年10月27日に公式の料金表・施術ページで金額を確かめられませんでした(来院時に確認してください)
オンダリフトボディ M:1回42,000円・3回117,000円、L:1回58,000円・3回147,000円(施術ページの表記。料金表ページに「表示価格は全て税込」)
オンダリフトボディは、ごくまれに軽度の熱傷・水ぶくれ・色素沈着・しびれが起こり得ると公式ページに記載。妊娠中・授乳中、ペースメーカー使用中、心疾患・糖尿病などの持病がある人は受けられない。機器の承認の状況と脂肪溶解注射の副作用は、確認した公式ページに記載がありませんでした。受ける前に医師に確認してください
DIOクリニック6ヶ月医療痩身プログラム(24回)130万円(「費用:130万円(自由診療)※分割可」の表記。税込か税別かの記載なし。2026年10月27日確認)医療機器の施術とダイエット薬などを組み合わせた来院型プログラム。医療機器で赤み・内出血など、薬で低血糖・吐き気など
ファイヤークリニックボディメイクメソッド(コース)
医療EMS(1回)
定価 649,000円(税込)
77,000円(税込)
EMS、薬の処方、食事改善を組み合わせる。腹痛・嘔吐・便秘・下痢・低血糖・急性膵炎など。治療薬は個人輸入等で手続きしたものと記載(同じサイトに「すべて厚労省承認薬」との記載もある)

※料金は改定されます。申し込む前に、公式ページとカウンセリングで総額・回数・期間を確かめてください。薬の料金や他のクリニックはクリニック別の料金一覧に載せています。

エステ・美容医療の契約の注意(特定商取引法)

特定商取引法では、エステと美容医療のうち、次の条件にあたる契約を「特定継続的役務提供」としています。美容医療は2017年12月1日から対象になりました。

項目エステ美容医療
対象皮膚を美しくする、体型を整える、体重を減らす施術(美容医療を除く)美容目的の医学的処置など。脂肪の減少は「光若しくは音波の照射、薬剤の使用又は機器を用いた刺激による方法」
条件期間が1か月を超え、金額が5万円を超える契約
クーリング・オフ法律で決められた書面を受け取った日から8日以内
施術を始める前の中途解約上限2万円上限2万円
施術を始めた後の中途解約受けた分の料金+「2万円」か「残りの金額の10%」の低いほう受けた分の料金+「5万円」か「残りの金額の20%」の低いほう

健康食品や化粧品、美容目的の医薬品などの「関連商品」も、契約とあわせて解約できる場合があります(使ったり消費したりした消耗品は除きます)。その日だけの施術など、期間が1か月を超えない契約は、金額が高くても対象外です。

厚生労働省は、美容医療を受ける前に「効果だけでなくリスクや副作用も知って納得したか」「ほかの方法の説明も受けたか」「本当に今すぐ必要か」を確かめるよう呼びかけています。契約で困ったときは消費者ホットライン(188)、医療の心配は医療安全支援センターに相談できます。

よくある質問

Q. エステのハイフは受けても大丈夫ですか?
A. 厚生労働省は2024年6月、HIFUを体に当てて細胞を熱で固める施術は、機器が医療用かどうかを問わず医師が行う必要があり、医師でない人が仕事として行うと医師法違反になると通知しています。

Q. クリニックの「返金保証」とクーリング・オフは同じですか?
A. 違います。クーリング・オフや中途解約は法律のルールです。返金保証はクリニック独自の決まりで、条件はそれぞれ違います。定期と解約の注意も見てください。

参考にした情報(確認日:2026年10月26日)